inCHINArnetへの対応。

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photo by jm3

最近、社のグランドデザインを書く事に時間を使っています。
そんな事を考えていると、昔は思わなかったERPって大事だなぁ、とか
(ツールやガジェットが好きなのも多分に関係していますが)ついついそんな話に
なりがちです。

そんな中でここ1ヶ月、というか多分アスノバを始めて海外の仕事が多くなってから非常に多く壁にぶち当たっているのが、inCHINArnet(勝手に創った造語です。)
とにかくいろんなサービスが中国では使えないのです。使えたとしても遅い。インターネットとは名ばかりで、別物だと思った方が良さそう、という位。

ご存知の通り、FacebookもTwitterもない、DropBoxも使えない、GoogleDocsも、、、
と言う所で情報共有はほぼMicrosoft一色 or 自前で立ち上げるしか無い。
とはいえ、MicrosoftのWebサービスはあまり使えるクオリティの物がない・・・

と言う事で、結構阻まれています。いろんな所が。最近ようやく、いくつかのサービスを組み合わせたり、オープンソースで使えそうな基幹系システムがあるのでそれを自社で改造して運用し始めたり、と対策の方向性が見えてきましたが、いやー時間がかかりました。

もちろん、中国だけでなくベトナムやインドネシアなど、有望そうなASEAN諸国は大なり小なり、そういった規制は有りますが、それぞれクリアーしてしっかりした足腰をシステムや情報共有、戦略プラットフォームのグランドデザインとして描いている組織は強いと思って時間をかけています。

ドメスティックなビジネスでは気にしない、ちょっとしたTipsの集大成、こんな所が数年かけてがんばって行くと明らかに競合優位制になる、そんな事を思いながら。
大企業以外のクロスボーダーな組織改善システムやネットの使い方、皆様はどうやっているんだろう?ようやく目処が立ったので、一度情報交換、したい物です。希望者は是非、コンタクトくださいませ。