人づくり:他責にするか、自責にするか

これ、端的に「全部自責にするし、それを求める」という認識をどこまでできるか。従業員のせいとして攻めるのではなく「で、どうするか」を全社あげて考えられるか、が重要。という話。

再生企業の場合、そもそも現状が良い訳がない(そうであれば再生企業と言われるような状況にならない)ストレートに言えば、持っている資産(人・物・金)が傷んでしまって、相対的にその市場では戦えない(=退場してください)と言われた企業を経営している、という認識をスタートにしないと現状を見誤る。それを選んだのは自分たち、という意味で「普通ならできるでしょ」は禁句。

中にいる人達が頑張っていないか(そんなことはない場合も多い)等は全く関係なく、相対的に他の企業に比べて「戦闘力が低い(使っている機械・設備などが弱い場合もあるので一概に従業員だけのせいではない)状態である。」というのがスタート。

それを「なぜできない?」といったところで「当然できない」が回答になる。マネージメントの目線で「それができていないのは指導不足だ」と腹をくくり「XX日までにできるようにしましょう」という事を根気強く伝え、その方法を話しながら「結果から逃げないでください」と伝え続ける。一度「これができていない」と認識を合意した後はそれができるようになるよう、努力をし、結果を持ってくるのは本人達の仕事である、ということを伝え続ける。淡々と。マネージメントとしての責任と、個人の責任の線引をして、完遂してもらう。そんなことをやり続けるしか無いよな。と思う次第。

なんにしても「死ぬ気でやれよ、絶対成功するから」と言われたアドバイスほど、できていないことにいらいらを感じますが、もっと追い込みたい(自分を)

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