日本という市場の市場性

roa0005-009_m.jpg

※スピードリミットだけにはなってほしくないなぁ。。。

Yahooニュースにもなった海外で勉強して働こう 記事。

「ああ、いっちゃった」というコメントが妙に的を得ている気がしたのは僕だけでしょうか。

ここここ にもあるように

これは秋以降の経済危機の前の予測だから潜在成長率(GDPギャップを埋めた場合の上限)は1%弱だが、今はマイナスになっている可能性もある。

という前提に立てば、国として、市場として日本はすでに「大きいが、成長はしない」場所であり、

一億層中流という前提に立てば、非常に怖いのは「全世界的に見て、生きる為の生存コスト」の高い国、という事になる。(だって、1.2億人が「それなりに」お金ないと暮らせないんですよね?)

20代、30代としては、つらいですよね、

だって、「なんかやってやる」って思っても白地のマーケットは構造上少ない訳で、

さらに構造上上の世代が重い、かつ既得権益にしがみつく傾向の強い(これは別にどこと比べた訳ではなく個人的な感想です)国にすんでいる、若い、これからの、働いている人間に「未来を見ろ」っていわれても「だって見たって何にもないじゃない」っていう答えが容易に想像できますよね??

でも、そういう時代と国に生まれてきているからこそ、「何をやるか」が大事な気がしている今日この頃です。

大きいが、成長しない=成熟市場の一番のいい点は「すでに完成しているコンテンツ(製品・サービス)がそこにあり、かつそのコンテンツを生み出す人材の質が高い」事だと思うのです。

これが所与の条件だとすると「何をするか」によって結論は変わります。

その一つの解が、立ち直れない、というオプションであり、「だから海外で働こう」かもしれない。

でも、逆に例えば加藤さん の言うようなPanAsiaな視座で働く人が増えれば、日本は

沈まないかもしれないし、海外で働くもしくは海外”と”働く事が一般的になるかもしれない。

ただ、間違いないのは日本市場「だけ」を見ている企業はすべからく需要は(マクロで見れば)減退していく訳で(高齢者が若者ほど物理的に物や食べ物、サービス(一部を除き)は必要ないですよね?)そういう意味で海外”で”、もしくは海外”と”働く事、さらにはそういう職種、職業、業界が増えていかないと(自動車、電気だけではなくてね)日本市場、さらには日本人としては今後難しくなるだろうなぁ、と。

結局ぼくらみたいな20代、30代が今回の記事を読んで「たしかにそういう面もある、だから明日から俺は●●をやろう」と決めれる人・国は強いし、そうじゃない国は・・・という事な気がしています。

とりとめもないけど、この成熟市場のコンテンツ・コンテクストをうまく使って「何かやってやる」とおもう人間が増える事=日本の市場性が高まる。という図式だと思うんだけどなぁ。

「内需拡大の為に公共投資を」「農業と道路に助成金を」という方法(補正予算、そんなんばっかな気がするのですが・・・)

”だけ”

日本の市場性を高めない唯一の方法だと思うんだよな。

もっと「新しい事」「外に目を向ける事」「生産的な事」「(武力ではなく)攻める事」を政治家、国、人は考えてくれないかしら。

以上、取り留めなさすぎですね。