Integrity -逃げない高潔さ-

6ヶ月ぶりの更新。1年以上、粛々とモードですが少しずつ日々の気づきのメモを書いていこうと思い、また筆を執ることにしました。

経営の父と称される、P.F.ドラッカー氏のいくつかの本に出てくる「経営者に必要なのはキャラクターの高潔性だ(The management of integrity required)」という言葉、自分を高潔な経営者とは思わないのですが、この言葉を見返して個人的にドラッカー氏の言うところのIntegrityを経営者に対して使うときは、いろんなことから「逃げない」という意味で使っているんじゃないかな。と改めて学んだ気がするのでメモをしておきます。

下記はDeNAの南場さんがセミナーで話をしていた内容です

それで現状を見てみると、まだ正式には閉じていないものの2015年3月期は通年で初の減収減益になった。従って、会社の状況は絶好調ではない。ただ、まだそれほど慌ててはいない。四半期単位なら今までにも4回ほど、すごく苦しい時期を経験している。今回は5回目ぐらいだ。通年で見ると2013年度までは大変調子が良かったように見えるけれど、経営の当事者として、実は苦しい時期を4回ほど潜り抜けてきた。だから今が一番辛いということはまったくないし、今回も面白く現状を乗り越えていきたいし、そのさまを見せていきたいぐらいの気持ちだ。

たくさんのステークスホルダー、選択肢の多さ、失敗した時のインパクト、、、etc…そんなものを全部くぐり抜けて、面白く現状を乗り越えていきたい。という覚悟を持って前に進む。プレッシャーも有るだろうし、DeNAの場合今すぐに潰れることは無いにせよ(短信ベースで1,140億の流動資産、1,005億の負債合計)昔の苦しい時期というのは会社が潰れる、ピンチだったはずでそれを4度、乗り越えてきたことに凄みを感じます。

逆に調子がいい時には調子がいい時で、様々な誘惑が来ているはずで、それからも「逃げずに正しいことをやり続ける」ことの難しさ、こっちはまだ僕は経験をしたことがないのでわからないですが、どんなに調子が悪くとも、調子が良くとも、やるべきこと、判断すべきことから逃げず、王道の道での課題解決の方法を探り続ける、そんな経営をし続けること、努めていきたいと思います。

Blogも、やると決めて、逃げない。大事ですね。