ブランディングとは信用。

小さい頃から漫画が好きです。(この切り出し方、結構気に入っています)最近、複数の経営者が口をそろえて「いい」というのはインベスターZ。株の話で表面的なのはいまいちだなぁ、と思っていましたが、展開としては面白いです。過去の話を中心にやっているあたりが秀逸かと。(未来の話だと、当たらないからどうするんだろうなぁ、と思ってました。上手い展開だと思います(すいません上から目線))

最近は、「老舗企業」についての話題が書かれているのですがそこで主人公(開成高校っぽい高校1年生)が気づいたこと、「優良老舗企業はほとんど上場していない」。寅屋の例が出ていましたが、2,000-3,000円の”羊羹”をお客さんがポンポン買って行く企業は、上場をしてキャッシュを手に入れる必要がないのです。サントリーとかも。ここで彼が言っていたのが「ブランドとは信用なんだ」という言葉。本当にそうだと思います。R社の時に、メンバーが「ブランディングを提案してきました。」と言ってきた場合、本気で「は???ブランディングってリクナビのバナーや、リクルーティングブックや、HPつくったら出来ると思ってるの??」と思っていました。(当時の僕は今より大分ツンケンしていましたし、口も悪かったです。。。反省。)ただ、反省こそすれ、いまでもこれは真実だと思っています。(リクナビなどが意味が無い、と言っているわけではなく、ちょっと露出してブランドが創れるなら、苦労はしない、と言う意味です)

企業活動を通して、小さな、本当に小さな違いを丁寧に守り、細部に気をつけ、本質的なところの改善をし続ける。(例えば、寅屋の羊羹はパンフレットや広告、店構えがすごかったわけではなく、むかしむかし、沢山の人達が「寅屋の羊羹(もっと言うとあずき)が旨い!」といったところから始まっているはず。)それ以外にまっとうなブランディングなんて無いのです。PRの手段は、それがあって初めて成り立つ。言葉や広告の価値は低くはないけれど、なにもない所に城は建ちません。

一からブランドの有る企業はまずありえない、僕らは今ブランドを創っている最中。細かいひとつひとつのことにこだわって、本質的な価値を定義して、それを改善していきたいと思います。