参議院(に限らず)選挙について思う3つのこと。

どうしても行けない時を除き、選挙には行く派です。最近の悩みは、投票したいと思う候補者が全くいないこと。なんで小さな政府系の人が一人もいないんだろう。。。今回の参議院選挙2016で、ふと思った3つの「ちかい将来の選挙はこうなってほしいな」をまとめておきます。そして誰か参議院選挙2016の選挙結果、20時1分には当確が出る仕組みを教えて下さい。

携帯電話での投票解禁

お願いします。切実に。そもそも携帯も選挙も管轄は総務省(国)のはず。免許制度、契約の時も個人認証が必須なので、固有端末からSIMで認証掛けて、投票をさせたら良いと思うのです。一人平均で往復20分、歩いて投票所に行かせるコスト、総務省統計だと日本の有権者は(前回衆議院時点で)投票者ベースで5,700万人、時給1,000円換算で190億円分「見えないコスト」が掛かります。(今回は更に増えるから約200億ぐらいか)携帯を持っていない方々には申し訳ないですが(と言っても、予算を考えたらガラケー対応もできるだろうから、総務省統計ベースだと普及率100%超えてますし大勢に影響ないはず。)持っていない人に配慮して、沢山の投票所とその運営費にお金をかけるなら、投票所は1/3ほどに減らして、1度作ればほぼずっと使える選挙システムを作ったら良いと思うのです。なお、東京都の棄権理由の50%は、忙しい+適切な候補者が居ない。です。。。

投票用紙と看板の合理化

こんなまとめが有るほど、投票用紙はすごいらしい。確かに書きやすい。ただ、前回の参議院選、280万票、率にして5%弱が無効票だったりします。少ない選挙区でも数十万人は投票するはずなので、立候補締め切り後、十分投票用紙に候補者の名前や政党名、印刷する時間が有ると思うのです。そこに丸をつけるだけ、にしたら無効票は減らせますよね。280万票、大きいと思うのと誰も反対しないはず。というか今まで何故手書きなのでしょう。これで名前をひらく(ひらがな化する)という様な残念な話も少なくなる気がします。

同じく合理化系で言うと、風物詩のように立つ看板も、何百箇所かあるとおもうので(選挙立候補のコスト、及び権利は同一のはずなので)等しく広報ができるように、少なくとも看板設置時には全部の候補のポスターなりなんなりが貼られている状態で設置して欲しいですよね。大所帯の選挙事務所以外、全部の箇所に貼れないっていうのに大分不公平感を感じます。

選挙公報はデジタルに。

メディアとしても、表現の仕方としても、玉虫色ばかり、は”無し”だと思うのです。例えば東京都の選挙公報ですが、フォーマットもバラバラですし、いい事しか書いていません。これを参考になかなか候補者を選べません。(個人的には)さらには、その公約、どれくらい守られている・いたのかも、よくわからないですし政治的な立場も明示していないようにしか残念ながら見えません。むしろ、このデータベースとか衆議院議員の発言(過去実績)の様に、白黒はっきり、本音の部分でどう思っているのかを聞かせて欲しいと思うのです。朝日新聞の方のデータベース、見てみると面白くて、都合の悪そうな議題は答えないorどちらとも言えない、という見事な玉虫回答。都合悪い部分が透けまくってます(笑)ただ、大事なのはこういう「言い難い事」に白黒つけること。自分の態度を決めること。だと思います。

選挙公報は皆同じフォーマット、論点に対しての回答のみ。他にも言いたいことがあれば、その他項目+SNSなり、HPなりで語れば良いのでは。。。と思います。少なくとも今よりよっぽど明確になるはず。

おわりに

今回も、どこかの誰かを応援するものでは一切無いですが、上記法律ほぼ変えず(携帯は無理か。。。)改善できる方法だと思ったりします。それ以外にも一票の格差は全年齢・住んでいる場所でそもそも最後にリバランスすればいいんじゃないか(年齢ごとに投票用紙分けるなどで可能そう。そもそも携帯にしたらいらないし、、、)ないし、東京の様に稼いでいる都市の意見は地方の稼げない都市より重要視すべきでは?(そうしないと、稼げないことにインセンティブが働いてしまう)など思ったりしますが、大分ハードル高そうなんで、一旦それは無しにしても、あまり軋轢うまない事で、前にすすめる方法かなぁ、と。

本質的には仮にリバランス・東京優遇をした時に「社会福祉・弱者どうするんじゃボケー!!!」というお言葉には、「稼げているGoogleなどの福利厚生は稼げない中小企業の100倍、充実しています。」と応えたいと思います。何にせよ、しっかりと稼げる大勢を国として創る。将来のための投資を(今の支出を切って)する。しかないと思うんですけどね。