成果と能力

池田信夫さんのblogを見ていて”はっと”させられた。

前々から思っていた教育、昔の上司に言われた「生き抜く」為の知識・技術を教えるのが

本当の教育だと思っていたが、それをうまく表現していて、はっとした。

つまり科挙は、特定の専門的な成果(performance)を問う試験ではなく、任意の問題を処理する能力(competence)を問うシグナリングなのだ。この場合、問題の内容には意味がなく、それを解くコストが小さいことをシグナルできればよい。この伝統は日本の大学入試や就職試験にも受け継がれ、企業は学生がどんな専門知識をもっているかは意に介さない。偏差値の高い学生は、つまらない仕事でもこなせる順応性が高いことをシグナルしているのである。

うちの会社としてやっていく教育は間違いなく”成果”Performanceに焦点を当てた教育。

competenceに焦点を当てた「処理ができるクン」ではなく、生き残り、結果を出せる人間を育てる。

そんな学校を創っていきたいなぁ。