消えたら困るので、全文引用from yahoo ニュース。
海外の日本ファンを登録=訪日客増へ200万人目標−観光庁
5月7日6時6分配信 時事通信
観光庁は2009年度、海外の日本ファンのデータベース構築に乗り出す。専用のウェブサイトを通じて航空券などの景品が当たるアンケートを実施し、日本に関心を持つ外国人を登録する。登録者には観光情報をメールで配信する一方、「行きたい場所」など、アンケート結果を活用して訪日観光客の掘り起こしにつなげる。
日本を訪れる外国人旅行者は、世界的な経済危機が影響し、1、2月は前年同期比30%減となった。データベース構築に当たり、米、英、中、韓、タイなど 12カ国・地域を重点市場に指定。現地の新聞・雑誌にそれぞれの言語で広告を出し、専用サイトを宣伝する。同庁は200万人以上の登録を目指している。
回答者とアンケート結果はデータベース化し、希望に応じた観光案内の提供などを通じて双方向の関係を築く。これにより、将来繰り返し日本を訪れるリピーターになりそうなファンを囲い込む。 ”
ほうほう、、、ってこれってすげーお金かかりますよね???
200万人を仮に、CPC:100円、CVR1%で換算すると、、、。
200万人の登録者の為に、2億PVが必要で、
かつCPC100円だとすると200億。仮に1/5が来てくれたとして、日本への訪問にかかる獲得コストは5万円/人。(あくまでCPCのみ換算。コンサルや代理ビジネス系の手間賃は含まれず。)
これって一人10万円/回の旅行中消費だとして、ペイするのか?言っていることとしては「5万円御支払いして、外国人に来ていただきます」というキャンペーンと大差ない。だったら素直に、予算分だけ「一人5万円、旅行代金割引キャンペーン」を現地旅行会社・代理店に「広告費0でやってくれ」って言った方が少なくとも効果は上がるよなぁ。
原価もかかるでしょうに。完全に日本全土で見たら「マイナス」な感じがします。
しかも、他の業者との連携は、、、(DBの共有)普通に考えるとないよな。
てことは、どっかに丸投げして、、、。って感じだよね・・・。
しかも、無駄に関連ワードでCPCがあがるので、
最終的に儲かるのは現地媒体屋+GoogleとYahooこれって、どうなんだ??
前のエントリーの海外「と」か「に」か仕事をしなくては、
という所からすると「拍手」って思うのですが、
その手法が「広告を買って」っていうめちゃめちゃ古典的な所と、
絶対にメディア+代理業とコンサルにすごくお金を使う事を考えると、
、、、突っ込みどころ満載な気がしませんか??
こういうの、本当は「インバウンドで食っていく」って決めているベンチャーや、
それがうまく行かないと本当に倒産してしまう、事業にかけている会社と一緒に、
もしくは連合で、やったらいいと思うのだけど。
しかも、成功報酬で。
○○人、登録=○○円、もしくはその分税金減額。
そんな感じでやれば、入札の手間も、公平性も、全部担保されるのに。
始まって一年未満のASUNOVAでも、今の時点でMAX2000人くらいは登録者を連れて来れます。
、、、で、そのかかった(かかる)費用って、数百万円。彼、彼女たちはほぼ間違いなく日本に来たい・興味がある人々。
勝手なCPC計算ベース(まあ、100円もしないよ、って言われるかもしれませんが、逆にDB登録時、政府がやる事なんで、間違いなく「これも、あれも、入力してくださいモデルでしょ?」CVRは1%切る可能性、大だと思います。)で考えたら、1/10-1/100。
逆に考えるとCPAで1万円なんて言う単価設定では生き残れないのです、小さな所は。
リスクが高すぎて。千円単位だって結構勇気がいる。
わかっているのかなぁ。。。
まあ、よくある某○○構想の「数十億突っ込んで、数百人ターゲットの外国人が増えた、、、」
という所の二の舞にならないことを祈ります・・・。
てか、うーん・・・。そんなにお金余ってるなら僕にください(笑