ちょうど池袋の学校でお客様とお話中に今回の地震を迎えました。
始めは「大丈夫大丈夫」と思っていましたが、さすがに建物全体が
みしみし鳴り始め、「外に出ましょう」と言ってすぐに外に。
「わー、きゃー」という生徒の悲鳴と一斉に外に出てくる様、そして近所の人たちのただならぬ雰囲気、さらに街頭から見えたテレビから「大きな地震」だと言う事はすぐに分かりました。
オフィスには30分ほどでメールベースで連絡が取れ、社内にいたスタッフから、
「問題有りません」との報告。少しほっとしました。ただ、その後も自宅に帰れないスタッフがいたり、当日上海に旅立つ予定だったスタッフが結果帰れなかったり。と大きく予定が狂う状態。インターンの学生含め安否が確認できたのは12時を回ってからでした。
テレビから流れてくる情報はそれはひどい物でしたが、ほぼ24時間、その情報を受け続け、睡眠を挟んで24時間以上、日曜日になって思った事は
「前を向こう。」
でした。震災は簡単には復興しないですし、これからどれだけ被害が出てくるか、考えるだけで怖いです。3日以内に70%の確率で大きな余震が来る、という事も報道では言われています。でも、僕たちにできる事は前を向いて、今を精一杯生きる事。
「ひどい状況なんだって」といって落ち込んでも、右往左往しても、不確かな情報に振り回されて不安がっていても、だれも助かりません。被災と救出と復興は専門家に任せ(もちろんできる限りの支援や義援はしつつ)僕たちができる事は前を向く事ではないか、と強く思った次第です。
海外のニュースやTwitterや主要なBlogを見ていると、私たちが思っている何倍も、海外から日本は評価されている、という事がよくわかります。黙々と何十キロも並んで首都圏に帰ってくる車や、今の所大きなパニックや奪い合いのない、指揮系統のない中できちんとした節度を保たれている避難場所、史上4番目に大きな地震の後の対応として、非常に統制が取れた国民の動き、など、日本が見直されている、かつ国民感情的にも「一つにまとまらなくては」と思える今だからこそ、震災の復興とともに明日を一つでも良くする「前を向く」具体的な行動が必要なのではないか、そう思うのです。
アスノバは明日から、通常業務、一つでもスタッフ(個人)が、地域が、日本が、そしてアジアが前を向くような活動をして行きたいと思います。大きな大きな震災を忘れないために、このPostを残します。