海外事業で決めると言う事。

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最近何人かから「もっと日々の普通の事を書けば良いのに」とアドバイスをもらい、ちょっとだけ。物語風に記録を取ってみよう、と挑戦。さすがにリアルタイムでは話ができないので、ちょっと前の話から。

今日は結構悔しい経験をシェア。 X月X日、 新しいマーケティング戦略をローンチする前に御破談に成ってしまった。少し大きめの投資が前提で、やりましょうとなっていただけに、結構ショック。自社のサービスが一段上のステージに進む可能性もあったので、取り返す為に色々動かなくては。何にしても、今後も海外での発注体制を整えるのは必須で、発注体制とともに与信や管理、と言った所も整えていかなくてはなぁ。

海外での仕事を何のコネも、経験もないところから立ち上げていると、様々なシーンに出くわす。沢山外国人に裏切られている日本人と、日本人に裏切られている日本人、日本との対比で一番驚くのは「情報の信頼度」だとおもう。日本だと「100万円です」と言われた商品は大まかに言えば100万円で間違いない(と思っているのは僕だけか?)し、比べるだけの情報も沢山出てくる。それこそちょっとググっただけで。

ただ、海外だとほとんどの情報は比べる事すら出来ないし、言葉の問題もある。通訳も必要だったりすると交渉一つとっても本当にコストが高い。日本の様に「とりあえず」と言う事が出来ない、という感覚が正しいのか。 。。「とりあえず契約してお金を払ってから、成果を出します」と言う所も圧倒的に多い、日本のやり方が間違っているのか?と本気で自問自答するほど。ただ、間違いなく玉石混合で、石がたくさんある、というのが実情。一方、僕らがいるような伸びている市場は、最後の文句は「他にもやりたいと言うところは有りますから」とデューデリさえ出来ない事が多く、ほぼほぼギャンブル。さて、どうやったらChoiceが上手くなるのか??これは今後の課題だなぁ。

「今回は御破談で」という知らせを受け、半ば「どうしろっていうんだよ!」という気持ちを持ちながら、海外での事業の展開の難しさを改めて思い知らされて、やけ食い。と同時に思いついた。普通にリスクマネージメントの問題なんだ、と。もし自社が多くの資金と、多くのプロジェクトを抱えていたら、ある程度リスク分散が出来る。そういう状況を作っていかないと、ベットの金額が高い、リスク(上下変動)の大きいマーケットできちんと安定的な経営も、爆発的な経営も本来的に出来ない。と。大きな痛手では有るけれど、また一つ学んだ。さて、対策が決まったら後は対応と実行。

・・・どうなることやら、また次回。

photo by scottkellum