契約をしていても油断ができない。

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ベトナムでの一こま。

授業が始まっているのだが、パートナーの責任者に通訳とともに呼ばれて会議室へ。(この間、学生はその場にスタンバっていた臨時通訳で対応)
会議室に入ると、先方のCFOが来ている。内容は「この契約ではなく、新しいAという形での支払いにしたい」との事。

「ん?」

と思って確認。もう一度見積もりのエクセルを持ってくると、、、。うーん、微妙だけど、向こうに有利な形にかえたがっている、、、。
今回初めての相手だった+CFO以外の方からの歓迎ぶりと今後のパートナーシップがすごくいい感じに見えていたので、さて、どうしたものか、と悩む。こちらとの交渉を担当していた担当者も神妙な顔をしている、、、。彼のがんばりで今回の講座が開催された事もあり、あまり顔を潰すような事はしたくない、、、。

刻一刻と授業時間は過ぎているし、相手としてはこの提案で1x%の利益を持っていく事がメリットなのだろう、、、。

と思ったが、どうも納得いかないので、「わかりましたそちらの提案するAという部分をもとに作り直しましょう。ただ、元々の契約もありますし、先ほど決まったこの部分はそちらが持つ、という事でいいですよね?(まあ、簡単にいうと費用の付け替えなので、これを飲んでもらえればこちらとしては当初の契約条件とほぼかわらん)」と話を持っていく。最終的には事なきを得たけれど、契約書を見せて「わかってますよね?」って聞いて「もちろん」と言った上での交渉、毎度の事ながら日本との違いに驚かされる。

「通常こういう事を言ってきたときはどうするの?それからどういう意味?」という事を通訳さんに聞く事何回目だろう??

今回はたまたま事なきを得たけれど、今後いろんな国での交渉術、ちゃんと勉強していかないとだなぁ。
と、いろんな事を毎度毎度の対応で学ぶ毎日、まあ、感謝感謝ですね。