新年あけましておめでとうございます。
今年、人生初めて、新年を海外で迎えました。全く新年っぽくないですが、なんとかおせちっぽい物を探して少しだけ新年を満喫しつつ、2日から普通に仕事をしている中国の方をみて「なるほど、所変われば常識は変わるんだ」と納得をしています。
昨年一年、アスノバは大きな変化の年でした。
新しい事務所(東京・上海)に移転・開設が決まり。ほぼ同時に3/11が来て外国人x日本在住の比率が大きかった当社も例外に漏れずほとんどのスタッフが「帰国したい」という状況に、災害の状況、国内オフィスをどこに持って行くかなど含めて非常に難しい時期もありました。震災が落ち着き、スタッフが「東京に戻ります」と連絡をくれたときは本当にうれしい瞬間でした。
初めての海外授業が始まり。美容以外にも分野、中国以外の土地での授業経験が広がり始めました。初めて海外で合弁会社を立上げる事も決まり優秀な人材がJoinをしてくれ(数えたら去年から比べて倍でした)アジアに打って出る準備が整ってきました。
このタイミングで有田が上海に長期で滞在する、という意思決定ができたのも、震災以後、今まで見直していなかった事やバックオフィスまで含めある程度東京側がしっかりできてきた感覚が出てきたから、というところが大きいですし、わずか12ヶ月という間に失敗・成功含めたくさんの経験が会社として積めたから、だと思っています。
結果として自前の教室を持ったり、地元の成功企業のオーナー達とディスカッションを繰り返し、多くのビジネスモデルを検討し、某大学の新しい学部の設立に関われたり、民間企業としては日本で一番多くの海外学校と連絡を取り(きちんと分かっているだけでも1,000を超えます。)海外分校の設立に関われたりする事ができ、日本にいたら、大企業にいたらできない経験が僕だけではなくスタッフ一同ができていた様な気がしています。
2011年は多くの出会いとリソースの確保に恵まれた年でした。その中でいくつか「おもしろいな」と思える様なビジネスの芽に出会う事もできましたし、今ならアスノバでそのチャンスをつかむ事ができる、と確信できる状況になってきたと思っています。今年は恵まれたリソースをしっかり拡大再生産できるモデルまで昇華させて行きたいと思っています。
皆様の1年が良い年であります様に、お祈りをするとともに、決意表明として。
普段に比べて外国人の少ない南京西路のカフェから、タイトルは中国語版新年あけましておめでとうございます、より。
アスノバ株式会社 代表取締役 有田一喜