休みの感覚が違うという事

●今日は何の日〜

今日は4/4、中国では清明節という日本ではお盆にあたる日で一般的にはお休みです。

日本を含め西暦で動いている国々は「土日+1」が連休のイメージだとおもいますが、中国では木曜〜土曜日、もしくは日曜働いて月曜〜水曜日、みたいな連休、珍しく有りません。

西暦になれている日本人からすると土曜日に「明日は仕事だー。」という言葉を聞く「え???」ってなりますが、こちらの人は(当たり前ですが)それを当然と受け入れていたりします。 よくよくかんがえれば10年前迄祝日は水曜日、とか言う事も普通だった訳で(ハッピーマンデ—制度によって変わったので10年前から)その頃は3連休が少なかったのを、今は「当然」と思うように、休みの「当然」感覚、意外と国によって違ったりします。

まあ、祝日とは関係なく、間近に迫った2店舗目の準備に実は追われていたりしますが・・・。
(写真はオフィススタッフ総出で掃除+点検中の図。掃除なのに綺麗なコートを着ているスタッフも、、、。)New salon

●休みの意味が強いアジア

アジアの多くの国で影響のある旧暦は元々月例がベース、お盆の今日はいろんなところで「蘇州に行ってきます」(中国の一大お墓が固まっている地域)という人の多い事多い事。あるスタッフは「家族と親戚50人でバスを貸し切って言ってきます」
と言っていたので「乗り合いのツアーみたいな物?」と聞いたら「いえ、全部一族です」と普通の顔をして言う位。日本とは違います。これは感覚なのですが日本だと、盆暮れ正月や節句以外のお休み、意外と「休みだー」という感覚以上は無かったりします(これは僕だけでしょうか?)が、中国、さらにはアジアの各国は「XXの為の日」というのが共通認識として強いイメージが有ります。今回のお盆しかり、旧正月しかり。

●マネージメントの観点からみると、休みの前後は超大事。

良く、旧正月の後は大きく人が動く(工場とかだと人が帰ってこない)と言いますが、他のお休みも基本的に「暦×家族に取って大きな意味が有る」事が多いので、その前後のマネージメントインセンティブは超大事です。(地方出身者にとっては少し長い休みは総じて故郷に錦を飾るタイミングだったりもする)

どんな手柄を立てて、帰ってもらうか。どんなインセンティブで出社してもらうか、日本では考える必要の無い事が検討事項として間違いなく入ってきます。ちなみに、今年上手いなぁ、と思った旧正月対応は(旧正月は長い事も有り、リテール・サービスセクターはほとんどのところが一斉休暇でなくシフト制)

1.シフトを細かく分けて一斉に問題が起こらないようにする。2.行く前、帰って来てから、2段階で賞与を出す。3.旧正月中は忙しく無い事も有り、普段の8掛け位のシフトというかけ算でした。小さな工夫ですが、どんな風に故郷に帰って発言してもらうか、どうやってまた帰って来て働きたいと思ってもらうか、休暇の考え方が違うからこそ、さらには帰属意識が 家族・家庭・仕事で大きく違う(かつバランスも日本人とは大きく違うからこそ)見落としがちな一面です。何かのご参考になれば。