「戦略の本質は追うべき数字を決めること」「第二次世界大戦時、日本軍は兵士の熟練度と兵数を、アメリカ軍はレーダーの性能と鉄の投入量をそれぞれ追うべき数字として置いた」FBで先輩が言っていた(出典は:失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫))この言葉を見て、このレーダーの話は現代の経営に直接つながるな、、、と思ったのでメモ。
例えば、経営者(でなくとも)自分の足りないこと、やるべきことを気づく「細かさ」。例えば会社としては市場がどのようになっていて、自社がどのように他者から見られているか(どこに居ると思われているのか)。例えば新しい技術や成果が発表されている場。そういうところにアンテナをしっかり立てて、絶えず「見ておく」「気づくようにする」昨日の甘さは気づけないからタチが悪い。と同じことですが、改めて大事だな。と認識。
ちなみに、当時日本は兵士の熟練度と兵数を追うべき数字として置き、その兵士たちが成熟したレーダーに補足され、鉄の玉を打ち込まれ、どんどん数を減らしていく。という悲惨なスパイラルだった、、、。と。今でも「いいものをたくさん作れば」とか「いい人を沢山雇えば」うまくいく的な事を考えがちですが、何よりも自社全体のレーダーの精度、更には兵站(リソース)で一番大事な物、昔であれば鉄やガソリン(現代だと何でしょうか。案外WEBページのUUだったりする気がします。もちろん、優秀なエンジニア、という回答もある気はしています。ただ、どうも優秀な兵士と同義な気がしていて、ここはもう少ししっかり考えたい。)をしっかり揃えて、使う、ということをやらないとな、と思った次第。レーダー精度、全社で上げていかねば。