なんとか生き延びた。

4-5年ぶりに有った先輩経営者との話で、何度も出てきた言葉です。お互いの話を腹を割って話していくと、ほんとうに大変だったんだろうな、と思いつつ、自分の体験にも重なり、生き延びる、というのはそれはそれで大変なんだ。。。と思った次第。一方で「どんな事でもやる人がやればうまくいく」とも思いますが、生き延びる、企業として強くなる、というところはの肝はやっぱり根底に甘えを許さない、、、ということなんじゃないかな、と思ったので改めて。

直近だと、エウレカ(個人的ここ数年で1番のベンチャー界隈Good Deal)のCEOが

「ひたすら売上を上げるために行動しなきゃいけない時に、立ち止まってそんなこと考えていたら会社は潰れる」


と言っていたり、サイバー・バズの経営者の方が、下記のような事を書いていたり、、、(他にも有名ドコロはありそうですが、直近でひっかかっていたので)

今がいくら順調にいっていたり、うまくいっていると感じていても、状況が急に悪くなってしまうことも全くないとは言い切れません。だからこそ最近、「会社を継続させていくこと」がもっとも経営者としては難しいことだなと感じているし、それが大事な仕事であると感じています。いくつか事業やサービス、商品などを立ち上げてきましたが、時流に乗っていなければすぐにダメにもなるし、いくつも作っては止めてを繰り返してきました。それはきっとこれからも繰り返し繰り返ししんどい中で行わなければいけないことには違いはないのですが・・。会社さえ継続できていれば、サービスは作り直すことができます。


と言っていたりしますが、要は「会社を継続させるために必要なことが何よりも優先」その上で、その会社が「なぜ」継続すべきなのか、というミッションやビジョンなどは変わっていく(正確にはミッションは本来変わるべきではないと思いますが、それすらも「継続可能性」には勝てない、もしくは諦めてご破産、となる)更には事業・サービスレベルは日々日々変わってもおかしくない。でも、譲れないラインが出てくる、そこがその会社の特徴になってくるんじゃないか。と思いました。

そして、色々ありますが、結局

結果を出すこと。自分たちが思っている以上に、人は結果しか見てない。そして説明しなければ伝わらない結果なんて、結果とは呼べない。これはアメリカに行ってより強く思った。どれだけビジョンを語ろうが、結果が出てないと誰も自分に興味持ってくれないですよ。

これは真実だと思っています。どんなにきれいな事を言っても、生き延びて、その中で結果を出す。これが特に初期の事業では(もしかすると永遠に)一番大事なプライオリティになるのかもしれません。生き延びることは最低限で、それだけをしていていい、というわけではない。けれどもその生き残ることも、それなりの難易度だ。ということでしょうか。