退却できない奴はケチ、意地でやる奴はバカ

これ、僕の言葉ではなく「孫正義氏が説く、会社を潰すリーダーの特徴」というタイトルで孫社長が自分の後継者を作るソフトバンクアカデミアで語った言葉です。

ビジネスの戦いには、ある程度の型が有る、と思う派ですが、これは本当にそうだと思っています。有るところまで「これはいける!いこう!!」となっていても、どこかで「本当か???」と常に疑い続ける。それをやっていない(様に見せている)怪物系経営者(感が鋭い、独善的な方々)は実際にはだれよりも「鼻が利く」人種なので、どんなに昨日まで「イケ−!!!!」と言っていても、無理だと思ったらあっという間に手仕舞いをします。

某R社時代にいろいろな会社を担当させていただいた中で言うと、不動産や携帯電話・コピー系の機器販売などに多いイメージのこのタイプの経営者は一代で一気に企業を創りあげますが、潰すのも一瞬です。彼らもそれを自覚して、行動しているように思います。不動産金融とかもバブル弾けるの、早かったなぁ。。。

勘違いしてほしくないのは、常に撤退を考える、だから一発にかけない、、、と言うことを言っているわけではなく、一方で「突撃」と言いつつどこかで誰よりも速く「撤退」を決断しなくてはいけない、事業のトップ(事業部長も)はそういう矛盾を抱えて日々生きるものなんだ、と言うことを改めて感じた次第。