昔、高校の歴史の時間に「一生懸命」と「一所懸命」について授業をしてくれた先生が居ました。
この先生は面白くて、アジア史の中国の歴史では少林寺を見せてくれたり。話が色んな所に(ほぼ「この人が好きな歴史を教えてくれる、と言う意味で)脱線したり、でしたが、とにかく「歴史に興味をもたせる」という意味ですごく素敵な先生でした。ちなみに、少林寺はこんな感じ↓
ある時、いきなり黒板に「一生懸命」「一所懸命」という言葉を書き、「この意味の違いがわかりますか??」という授業が始まりました。内容は(後になってググったりしてみると、若干違う気がしなくも無いですが)一生懸命、というのはとにかく頑張ること、一所懸命というのは「今、この瞬間に全てをつぎ込んで頑張ること」(それを歴史の幾つかの戦いに当てはめて説明してくれたような気がします)みなさんも「一所懸命」と言える様な物が見つかることを願っています。というような授業だったと思います。たまたま先日、プロフェッショナル仕事の流儀のスペシャル版をみて、坂東玉三郎氏が「今日を頑張る」という旨の事を言っていてふと思い出しました。
スタートアップも一所懸命、ここがなければ死ぬ。というような覚悟と、熱中(楽しいからやっているはず)をずっと持ち続け、ビジネスを磨き続けて行きたいな、と気持ちを新たにしました。昔はなかなかきづけなかったけれど、良い師を持ったな。とよく思います。