レガシーは放置しておくと取り返しがつかない。

何の話かというと、色んな所に未だ生きているであろうWindows Liveメール(含むOutlook/Expressの旧バージョン)の話。エンタープライズ系(に限らずか)にほぼデフォルトになっている(はず)のGmailとの相性がすこぶる悪い、と言うお話です。

実際のメーラーベースのシェアは2014年時点でコチラの様で単独サービスで33.6%。実際にはOutlookでもgmail使っている方なども居ると思うので、単独のメールサービスとしては圧倒的、と言う所でしょうか。2012年にはhotmailを抜いていたんですね。

引っかかったものの一部はコチラOAuth2.0に対応していないので、、、というところですがそれ以外にも対応していないことがあり、結局Windows Liveメール → Thunderbirdをブリッジして、Gmail(google apps)へという流れに。何が問題かというと、Gmailは直接はWindows Liveメールのメールボックス(設定込み)インポートはやってくれず、かつIMAPの接続も認めてくれないので、何らかツールが必要、と言うところでした。

今回は(Mozillaでは開発終了アナウンスが出ている)Thunderbirdがまだ一応現役なのでブリッジの手段を取り急ぎは用意できましたが、これ、ブリッジの手段がないと「以前のメールは諦める」or「高価なメールソフトを買う」以外に乗換手段が無くなりそう。

何だか昔々iMacが「レガシーポートを捨てますFDDさようなら。」とやった時を思い出しました。あの瞬間であればFDDは安価に買えた+あのタイミングでデータをちゃんとHDD等に移動していたら良いのですが今となってはかなり移行がめんどくさそうです。。。FDDよりiLink(FireWire)系の資産のほうがきついか。データ容量も多いし、あの当時ですら高かったし。

レガシーな遺産(今回はPOP/Windows Liveメール)はなるべく早めに新しいフォーマットに少なくとも移行しておかないと、ある日移行しようとすると「もうできません」ということになりそう。ということで放置しないようにしないといけませんね。個人的には家にあるVTRやDVD、フイルム(これはもうほぼアウトか)あたりが怪しいなぁ、、、と思っています。現場からは以上です。