再生企業で「難しいな」と思うことの一つです。
様々な制約条件の中で(多くはお金がかけられない中で)「まあ、なんとかこれでやってきたよね」ということを「合格」としていると、その企業の中で「これがOKなんだ」と当然人は思います。(特に誰にも「だめだ・NGだ」と言われてきたわけではないので)要は「この基準に慣れる」状態です。ただ、お客さまにはそれは全く関係なく、あるのはそこで「いいね」か「だめだね」という残酷な2択です。
一方、制約条件がない企業はここ何年か(同じ期間)で下手すると「飛躍的に」提供するサービス・物の質を上げていたりします。「なんとかOK」と「これいいね」の差は極めて大きくなり、いつしか「太刀打ちできない」差になっていたりします。挽回する手段はただ一つ「多少強引でも」社内的な合格の基準を上げるしかない。それも「外の人がみて、周りと比べても”かなりいいね”」というレベルに一気に上げないといけない。このパワーが相当かかる。そして醍醐味の一つだと思う次第です。さて、がんばりましょう!