掛け金の大きさとリスクマネージメント

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「採用するとき、ポーカーとか麻雀したいね」ある大先輩&大成功しているファンドマネージャーと話をしていた時に出てきた言葉、最近新興国アジアで学校を真剣に設立しようと動いていて、頭によぎります。

「日本には1円玉が、新興国には札束がマーケットに落ちてるんだよ、有田」と伝えられて、概念以外全く解らない会話をしながら、

「こんなセンスをどうやって身につけて行くんだろう」と毎度思っていたのですが、(その方は実はファンダメンタルズもめちゃめちゃ強かったり、クオンツトレーダーとカジノギャンブルの数値について”も”討論してたりするのですが・・・)月日が流れ、この分野で戦う事が必要になってきたなぁ、と産みの苦しみと楽しみを味わっていたりします。

というのも、各国・地域を回って得てきた「おお、日本以上に初期の掛け金はでかいんだ。」といz感覚が、

「そりゃ、成長余力の大きな市場・企業=高PER(株価の指標で一株あたりの利益の何倍・何年分が株価かを示すもの。高ければ高いほど、成長余力を市場が認めているとされる)だよな」という事を今更ながら認識したのです。

イニシャルの投資が大きいのであれば、「どこに張るのが正解か」「どうリスクをマネージメントするか」をしっかりしないとあっという間につぶれますし、少なくとも良いチーム・プロジェクトは運営できません。と言う事で、アジア経営の大前提は

・ イニシャルコストが高く、PERが高い市場だと言う事を認識する。
・投資余力とリスクマネージメント力勝負だと言う事も同時に認識する。

という2つが大事なんだろう、と学びながら、一つ一つ、学校設立迄のブロックを積み上げています。