3.11

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去年の今頃、池袋から自宅まで歩いて、やっと家族の無事が分かった頃でした。

僕たちはまだ、いま普通にビジネスができている事自体が幸せなのかもしれません。
帰る場所がまだ無事な事だけでも幸せなのかもしれません。
壊れた物は元には戻らないから、精一杯前を向くのが僕たちに残された義務なのではないか、と思います。

震災から1年がたち、ずいぶんと「放射能」「火の海の東京」という事は外国の方から言われなくなりました。Facebookで知ったのですが今年のニセコにはずいぶん人が帰ってきているようです。純粋レジャーも戻ってきていると言う事は外国の人から見た日本はずいぶんイメージが改善している、と言う事なのでしょうか。それ以外にも、なんだかんだと言って、日本、日本人は「世界から愛され」「強い」そんな事を感じる瞬間が少しだけ産まれてきた様に思います。

震災後2ヶ月で現地入りをしたときに感じた圧倒的無力感と、惨状を忘れず、今を一生懸命に生きる事をもう一度心に刻んだ1日でした。
犠牲者の皆様のご冥福を心から御祈りするとともに、沢山の支援をしてくれた諸外国の方々へのお礼の為にも、改めて前を向いて。

日本、そして日本人として、頑張って参りましょう。