暦がいくつかある世界。

今年は2月8日、もうすぐ旧正月。色んな占いでも(験を担ぐタイプ)節分からが1年の始まり。という話が有るようなので、この時期から「今年が明けた」と思うのも、年末年始の慌ただしさが一巡して、アクセルを全開にするタイミングとしては良いのかもしれません。

ちなみに、日本人的に、暦が2つ有る所に生きていると、結構きつかったのを覚えています。12月31日は大して盛り上がりも、静けさもない上海で気付いたら(お酒に飲まれつつ)年が明け、初七日過ぎて旧正月前にこちらに返ってきてみると、通常運行のビジネスなので、いつまでたっても「年が明けた」という感覚が出てこなかったのです。(その頃書いてた記事はこちら。今に比べると大分長文)

そのまま、旧正月明けの中国に戻り、普通に仕事が始まると、なんとなく「1年終わった、始まった」という感覚がないまま、その年は2年分の疲れを持ち越して仕事初めが始まり、リズムを取り戻すのに時間がかかった覚えがあります。。。と何がいいたいかというと、意外と季節感というリフレッシュが感覚に及ぼす影響はでかい、というこ事です。

最近でこそ「爆買い」という名前のもと、中国の方々のカレンダー(旧暦)に注目が集まるようになりましたが、実際にアジアの多くの国は旧暦1月1日のイベントがとても大きく、新年は旧暦ベースで祝う、と言う所が多い、というのも事実。逆に、彼らの「暦のリズム」を考えて、いいリフレッシュをしてもらって良い仕事をしていきたいな、と思った次第。今年はどんなみやげ話が聞けるやら。とちょっと楽しみにしています。