サービスの対価。

知っている限り5本の指に入る優秀な女性の先輩がもう10年近く前にふと「ありたー、私飲食店でもやりたいわー」という話を22時頃していました。

「なんでです??」という話を聞いていくと「値引き交渉とか本当に嫌なんだよね」と言う話でした。曰く飲食店だったら厳しいけれど「1000円のステーキセット、800円にまけて」はありえないでしょ?とのこと。確かに値切ったこと無いなぁと思いながら聞いていると「サービスだから、メディアだから、値引いてよ。みたいな話は価値を感じていない、という事の裏返し、それが悔しいし、そもそもどんな結果を返しても値引くことが普通、と思っている人相手は一定数居る。そこの相手をすること自体に疑問を感じる」という話でした。

非常に仕事の早い人でしたからその「理不尽な値引き」「サービスの対価」と言うところに常に憤っていた(そんなに私は安くない、と言うことも含め)様な気がします。そしてそれだけの価値提供を傍目に見ていてやっていたように感じていました。

時は流れその方は某人事界隈で超有名メーカーに転職をし、いまはグローバル関連子会社の人事を独りで見に行き某国が楽しくて仕方ない、と言うメールをくれたりします。極稀にお会いすると基本的にはその時のまま、価値を提供すること、それを短期間で提供することにこだわった姿勢は相変わらずでした。たまたま見つけた神奈川の最低時給の表他の県もいくつか見る限りほぼ同じ傾向ですが、この5年で人件費は10%弱上がっています。

Labor cost
10年前、平成18年の最低賃金(神奈川)は717円(東京:719円、現在932円)、当時から比べると10年で人件費は30%弱上がっている、というのが現状。ただ、法人系は一部元々すごく安かったクラウドサービス以外、ほとんど値上がりしていないように思います。(今でもリクナビ3点セットX00万円なのかなぁ。。。)当然ながら見かけ上のサービスの対価は上がっていく前提で、それでも付加価値が取れるように自分も組織も様々なことを見直すべきですし、安易にサービスの対価を値切る事は長期で見ると自分が関わるステークホルダー全体の便益、必ずしも上がらないんじゃないかな。と思った次第。サービスの対価、しっかり考えて、提供も、購入もせねば。