2010年の振り返り。

◯空気がきれい。

年の瀬の25日を過ぎると、ずいぶん街がきれいな空気に包まれる。
日本人の僕は”凛”という字をなぜかこの季節になると意識してしまいます。
この時期、1年で一番好きかもしれません。と毎年思います。

空気がきれいだと、なんだから「良い事」がしたくなりますよね。

◯1年振り返ってみて。5大ニュース発表。

さて、今年も後数時間を残すのみ、去年もやっていた毎年恒例一年の振り返り、
今年もちゃんと年内に更新。

今年の思いつく限り5大ニュース!(今年からは5つを濃く。)

5.体重。
アスノバ、というよりは個人的に、去年-9kg、今年は二桁増。と
何の意味も無いリバウンドをしてしまった。大反省。

4.飛行機、飛行機、飛行機、時々電車。
よく乗りました。全社的にも明らかにヒストリカルハイ。
それだけ海外の仕事や東京以外の出張が必要なお声掛けを多くいただいている、
と言う事なので、非常にポジティブ。12月のプチロードショー時には本当に分刻みの
スケジュールを新卒+インターンでよくまとめてくれました。

学校関連だけでなく、グローバル採用でも中国、台湾を初め、香港、シンガポール、
ベトナム、果てはインド・フィリピン・マレーシアまで沢山のお声掛けをいただきました。

現場に行く事で見える事がたくさんあり、今後もなるべく出て行きたい、
と思う反面 お客様が多岐多地方にいらっしゃるので、なかなかお会いできない事も多いのですが、なるべくValuable(シンガポールの富裕層の方々が口々に言っていた”日本への旅行はValueable、これは世界に誇れる”という言葉がお気に入り)なサービスを提供する為に、移動は少なく、コミュニケーションは多く、を心がけます。Skypeやお電話での打ち合わせ、御つきあいくださいませ。

3.世界の中での日本の”教育産業”の立ち位置を再確認
良い話、悪い話、どちらも混じっていますが、改めて再確認。
結論として、改めて、日本は「アベレージを創るのがうまい国」なんだと
認識をしました。

例えば専門学校の質と量、これは多分世界の中でも日本に敵うのは制度が特殊な
ヨーロッパの一部の国位ではないでしょうか。アジアの中には「クリエイター」という
言葉自体が無い国もあり、どの国の教育関連の方と話をしても、それが大学であれ、省庁の方であれ、「物を創る、サービスを提供する、という商売の基本、さらにはその周辺を教える実務者教育 」に関して日本から学びたい、といわない所は無かったです。

一方、大変残念なのは優秀層の教育。これはグランドデザインとマーケティング力が圧倒的に不足している、と言う事をまざまざ感じさせられる一年でもありました。

「日本の教育や産業はもう終わっているから、留学は認めない」と親御さんに言われ、大学の入学が直前で取りやめになった学生や、「日本で学位をとっても実践的な力はつかないからイギリス・オーストラリアなどにいった方が良い」「アジアだったら香港・シンガポールの方が高等教育は優れている」など、聞こえてくるのは耳の痛い話が多く、専門学校・大学、双方とプロジェクトをしている者からすると「なるほど、ここ迄違うか・・・」と驚きをもって話を聞いていた事が多かった様に感じます。

さらにここから数年、という取り組みの施策を見ても、日本の大学と海外の大学、
例えば国際ランキングの安定的な獲得(対海外対策)や例えば”就職力”を上げる為の施策(対国内対策)など、グランドデザインがしっかりしており、かつ非常に短いスパンに、潔い投資と方向転換をしている学校が”沢山”あり、アジアのTOP200ランキングに居るような学校になる!と明確なターゲットをもって投資と回収をしていました。

相対的にTop200のランキングに”今”いる日本の大学がこれらのアジア新興国や(物理的・人口的に)小国な国の大学と戦うために必要な事、、、その意思決定の多さと残された時間は非常に少ない事を考えると、Japan Passing が本当にPassedになる前に、手を打ってほしい、と恐怖感をもって来年以降望まねば、という事で重要度から3位にランクイン。

2.新しい仲間が増えました。

前項、ちょっと暗い話題でしたが、個社だけで見ると、新卒、インターンの方がたや来年からは中途入社者の方も含め、関わってくださる方が感覚値2-3倍に増えています。
特に、実質ピュアな新卒第一号が9月の末に入社をし、3ヶ月間、本人以上に周りが勉強になる事も多いですし、 ビジネス上、と言うよりは自分のマインド上、沢山の刺激をもらっています。

ここから後1-2年で創業期のメンバーはきっと固まるのでしょう、勝手な思いつきで、来年から(名前は変わるかもしれませんが)Officer Trainee Program(3年間で役員になって頂く採用)なども始めようと思っていますが、いまがまさにビジネスを創る大事な時、将来にわたっての基盤が少しずつ創られている、かつ目の前に広大な白地が広がっているチャンスをいち早く押さえようと思っています。

と言う事で、今年も良い人材に巡り会えましたが、来年はさらに!です。3-5年で社長になれるようなコア人材を採りに行こうと思っています。(周りにいたら、是非ご推薦ください)

1.初入学者・入社者
アスノバが自社の名前で(学校のOEMやアウトソースではなく)開催をしている
日本留学LIVE、ここからの入学者が4月に出てきています。その中で先生からいただいた「あの子、がんばってるよ」という一言。本当に涙が出そうになるほどうれしかったです。同じく入社をした方々も出てきており、自分たちのサービスで”少しだけ”人生が変わった方々が出てきている、この事実は何者にも代え難いです。

◯良い年でした。来年はもっともっと良い年にします!

以上、これは去年も書いていましたが年初に建てたPerfect Yearというテーマ、満足度の非常に高い年になりました。来年は卯年、毎年毎年が勝負ですが、来年には3期が終わり、経営者としても「新米なんで・・・」と言うだけでは許されなくなってくる年になってくると自分で思ってますので、今年以上のスピードで、素敵な仲間達と、楽しく、大義の有る仕事・プロジェクトをばんばん回して駆け抜けようと思ってます。
来年も、はりきッて参りましょう!!!

2010年大晦日。