言葉が重くなる。

アスノバは6末が決算、決算に向けての最終月営業と、来期の計画を立てる真っ最中です。アスノバでは計画を合宿(といっても現業があるので一日ではなく夜から始まって宿泊施設で深夜まで話してその後みんなで寝るっていうプチ合宿)何日かで創るのですが、そこで大きく「前回決めたこと」が覆りました。結果、覆ったこと自体はプラスで、新しく見なくてはいけない指標などが見えたのですが、その時の気付きをメモ。

難しいな、と思ったのは大きく2つ、場の設定と言葉として決める事の重要性。

場の設定の難易度は、話をしていくうちに「いまこの場で話している事がどの程度大きなこと・物なのか」がバラバラになりがち。常に目線合わせしておかないと決まったと思っていることが誰かにとっては「後から考えるとしっくりこない」に変わっていたり、無視していい前提条件になりがちだな、と認識。ラップアップを細かくしたり、最初や途中、最後に今の議論で決まったこととその影響についてしっかり確認をしていくことで後戻りしなくなりそう。この点、司会進行のプロのファシリテーターの人が居たりするとだいぶ違うなぁ、と思ったりします。ファシリテーター偉大だ。

言葉として決めることの重要性の難易度は、決めてしまうことの功罪判断が難しい事。重要な事であれば有るほど正解がわからないようなことも多い(けど、楽観的な予測は1mmも意味が無い。ココらへんは別にまとめたいな)けれど、今ある最善手として決めて合意を取る。一方、大きな意思決定(例えば四半期・半期・年間の方針など)であれば有るほど、「決めた」事が後の自分たちの行動も縛るので後から「あ、これは違う」と気づいてしまうことが有る。重要であるからこそ、間違った時(そしてまあまあその確率は高い)間違いに気づいた時どうしておくかを決めておかないと間違った方向に突っ走ってしまう。決めないと意味が無いけれど、決めてしまうと変えられない、というところが難易度かと。これの解決策としては多分「どう考えてこの結論に至ったのか」をしっかり共有しておくことかな。

Aが前提で、今Bという条件を設定したから僕らはCという事を方針として決めた。ということがしっかり認識されていれば、Bの条件が変わればCが変わる。Aの前提は崩れていないから、言葉は変わっても進んでいる方向は一緒、なのか、そもそもAが崩れたから今回は言っていることが180度変わる、のか。その構造がわかれば「変わることは仕方ない」なのか「進んでいる方向は一緒だから今までの議論や結論が間違っているわけではない」なのかがわかってくるので変えることへの抵抗も少なくなりそう。変わるのは悪ではなく、間違っている状態が悪なはずなので。今回僕らは方針として決めていた前提条件がどうも違いそうだ、ということになったので、その前提条件を揃えること、を目標に設定しなおしました。言葉自体が重くなって、決められない、変えられないっていうのはこれからも避けて行きたいです。

昨日のブログから一転、だいぶ堅い話になりました。余談ですが、夜〜深夜までのプチ合宿(僕らはミニキャンプと呼んでいます)を大江戸温泉的なスーパー銭湯・温泉施設でやるのはお勧めです。疲れたら癒してくれるスポットがすぐとなりにありますし、1分で寝床まで用意されてますし。大体WIFI完備。ちょっとだけ気分も変わるのでなんだか色々はかどります。