バッドニュースファーストは難しい

ある部門の会議を(偶然)通りがかって、その後のログを見ての一幕「あれ?ちょうど話をしていたあの話(悪い話)出てないな」

後に担当者に確認をしてみると「小さな話だったので書いていなかった」とのこと。でも、個人的にはそんなに小さな話ではない。むしろ「こういう小さな”不具合”が積み重なって今の現状が有る」と感じる内容。当然ながら「バッドニュース・ファースト」で何よりも重要な「声を上げてもらうこと」を重視したいのだが、ふと「それって難しいことなんだ」と言うことに気づく。

企業文化(何かを言うと怒られ、評価されない)次第では「言うことが損」になってしまう例なんて腐るほどありそう。マネージメント層が自戒・自省をしないのであれば都合の悪いニュースはただただ「なんてことを言うんだ」と言うことに直結する。お客さまから評価されることが全て、と思えば「宝の山の情報」が社長・社内・上がお客さまのように扱えば「最悪の情報」になってしまう。とにかく言ってもらうこと自体が「得になる」と言う状況を早く作って、風通しを良くすること。企業経営の基本だな、と改めて。

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